Mahmalo’s blog

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【雑談】「通は塩で食べる」に対するタレ派の反論

よく焼き鳥や刺身、ステーキ等において、「通は塩で食べる」と言われる風潮がある。

 

今日はこれについて、タレ派であり醤油派でありソース派である私が、僭越ながら一言言いたい。

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私自身の経験としてこの議論の発端は、昔父に居酒屋に連れられ、私が焼き鳥をタレで注文した時に、父に言われた一言である。

 

「分かってないなあ、焼き鳥を分かってる人は塩で注文するんだよ」

 

謎に通ぶっている父からこう言われた私はその言葉を鵜呑みにして、その後父に連れられて居酒屋へ行った時や、成人してから友達と焼き鳥を食べる場合などに、塩で注文することが多くなった。

 

「通は塩で注文する」風潮も、年を重ねるにつれて聞くことが多くなった。

刺身を塩で食べる者、ステーキを塩で食べる者、様々な場面で「通は塩」に出会った。

 

しかし、私はやはりタレが好きだ。

甘塩っぱいタレにくぐらせて焼かれた焼き鳥は美味い。

特につくねなんかはタレとカラシをたっぷりつけていただきたいものだ。

つまり、塩を頼んで「通ぶる」のはもううんざり、というわけだ。

 

そもそも、「通」とはなんなのか?

ごく一般的な表現をすれば、「その物事に特に詳しいこと」であると思う。

しかし特に詳しいということは、その領域の事柄について、長らく研究や経験を重ねなければならない。つまり、(特に焼き鳥や刺身などの居酒屋メニューや大人な食べ物について)通を名乗るためには、ある程度その人に「年季が入って」いないといけないのである。

 

しかし人間というのは歳を取るにつれて、味覚が変化する生き物である。

正確に言えば内臓や感覚器官の老化に伴って、好む味や食感が変わってくる。

 

失礼ながら、「通は塩で食べる」って、

おっさんが塩で頼むようになっただけでは?(偏見)

 

そもそも「通は塩で食べる」理由なんていうのは、素材の味が楽しめるやら、さっぱり楽しめるやら、個人の好みや感想に依拠するところが大きい。

 

タレであれ塩であれ、人の好みの話であるのに、なぜ塩で頼むことによってマウントを取れると思っているのか甚だ疑問だ。

 

焼き鳥に関して本当に「通」であるのなら、タレの美味しさも知っていて欲しいし認めて欲しい。

 

私は「通は塩で食べる」風潮と、塩で頼んだものがタレ派に対してマウントを取れるこの社会を疑問に思っている。

以上、タレ派からの主張でした。