Mahmalo’s blog

趣味、興味、留学、日常について語ります。

【留学】台湾留学のきっかけと準備

台湾に正規留学することは、メジャーな選択ではないにしろ、肌感ではその留学者数は増えつつあると思う。自分は2015年の冬に留学を決意し、2017年の9月に留学生活が始まった。今日はそのきっかけと、留学準備について少し話そうと思う。

 

続きを読む

【雑談】ひっさしぶりの投稿

以前の記事で発信意欲が続く限り投稿していくと、カッコつけて言ったものの、実際大学生活が忙しくてブログのことなどすぐに忘れてしまった。

 

奇跡的にその存在を思い出したのでここに書いてる次第である。

またそのうち、小説の書評や趣味等を中心に投稿していきたいと思っている。

 

さて、突然だが私は今人生の岐路に立っている。

というのも、大学生活の終わりが見えてきて、俗に言う「就活」をする時期に入っているからだ。

続きを読む

【自分紹介】【音楽】Brahms: Double concerto in A minor Op.102 私の前に現れたデミアン

2019年、夏のある日の夜に私はスーツを着て、コンサート会場へ向かっていた。当日は雨が降る予報だったので、傘を持って行ったのだが、幸いにも雨が降ることはなかった。少し湿った涼しい空気の、気持ちのいい夜だった。これから聴きに行く武満徹ブラームスへの期待に胸を疼かせ、湧き出て尽きることのない期待をこぼしながら、一歩一歩会場へと歩んでいた。しかし、都会の騒々しさと胸の鼓動とは裏腹に、私の頭は自らの過去を回顧していた。私がまだ、明るくて暖かい世界にいた時のことである。

続きを読む

【小説】カフカ著「城」を読んで 〜カフカとデュルケムの対話、そしてマルクス・エンゲルス、「城」に見た社会〜

フランツ・カフカをご存知の方は多いと思う。とても有名なオーストリア=ハンガリー帝国の小説家で、今回書く「城」以外にも、「変身」など名作を多数残している。

 

しかし彼の作品は難解だ。その難解さは単に、私達が生きている時代と国の違いから来るものだけでは無い。事実事象と、登場人物の心情や様子を淡々と述べていくような筆致は、読む人にとっては掴み所が無いというか、いまいち内容の核心に迫りにくい印象を与える。

私自身、「城」を読むのに3週間かかった。私は長編小説であれば今まで平均で2〜3日、長くても1週間くらいで読み終えるペースで読んでいたので、今回はかなり時間がかかった方だ。というより、1つの作品に3週間かかったのはこれが初めてだ。

f:id:Mahmalo:20200302225259j:image フランツ・カフカ著、前田敬作訳「城」(新潮文庫)

 

続きを読む

2月の深夜、アジアの島、大学生の思いつき

「発信すること」を、今まであまりしてこなかった。

別に何も言うことが無いからではない、今までそれなりに自分で考えて身の周りの物事に意見は持ってきたし、友達や家族に対しては、それらを必要に応じて伝えて来た方だと自分で思う。

しかし21年間生きてきた中で、たくさんの人の前に立って自分の意見や感想を伝えたり、大声で何かを訴えたりする機会は、覚えている中では無かったし、自分で作ろうとも思わなかった。

つまり、「個人」に対して何かを言う事はあっても、「多数の人々」に対して自分の主張や感想を「公開」した事が無いのだ。

 

「書くこと」があまり得意ではない。自分には文章を書く能力が無いと思っている。

これでも大学生だから、一応レポートやメールを作成するくらいの文章力はあるけれども、読んでいて楽しい文章や、人に読んでよかったなと思わせることができる文章は、全然書けない。一時期、日記を書いていたことがあるのだけれども、自分が読んでいて楽しくない。起こった事象の列挙に「自分という登場人物」が思った事を付け加えただけの、単調で色彩の無い文章は、まるでカフカを読んでるみたいだ。(でも日記だとそれでいいのだろうか?そもそも日記の文章に色彩を求めるのもズレてるかな)

 

ともあれ、ブログを始めるに至ったのは、この2つからである。特別テーマを絞って、それに特化した記事を書きたいわけでもなく、閲覧数を伸ばしたいという欲もない。ただ、自分が一生懸命書いた文章を、人が見えるところに置くということに、自己満足があるから書くのである。言わばこれは一種のマスターベーションだ。

 

これを書いているのは、2月の深夜3時近く、留学先の台湾という名のつくアジアの島で、寝るタイミングを逃してしまった大学生。自分の頭の中を、そのまま文章化したブログにしたい。